家族の入院付き添い。一緒に泊まることはできる?
親や子ども、夫や妻が、ケガや病気、手術などで突然の入院が決まってしまったとき、「付き添いはできるのか」「泊まる場所はどうしよう」と焦ってしまいますよね。
病院が自宅から遠いのに、付き添いで病院に泊まり込みができない場合、近くに賃貸を借りて住む方法もあります。
今回はそんな方法を検証します。
家族の入院付き添いはしんどい?
家族の急な入院のため、付き添いが必要になってしまう場合もありますよね。
入院付き添いはしんどいのか、子どもの場合や高齢の親の場合でも違いがあるでしょう。
子どもの場合
子どもの入院の付き添いでは、「大変だ」と感じる場面は多くあるでしょう。
付き添いをする方は睡眠不足になることもあり、体調的にもしんどくなることがあります。
また、入院費やそれ以外にかかる細々とした費用もあるため、経済的なしんどさを感じることもあるでしょう。
例えば、病院の外に出て食事をする時間がなく、院内のコンビニなどで購入して済ませることが多くなると経済的な負担を感じますよね。
また、ゆっくり食事ができないのは費用面だけでなく精神的にもしんどさを感じてしまう場面でしょう。
さらに、入院中の子ども以外の家族と別々に過ごすことになり、二重生活のようになってしまうと、精神的にも経済的にもしんどさを感じてしまう方が少なくありません。
高齢の親の場合
高齢の親が入院した場合、付き添いは必要なのでしょうか?
親が入院する場合、「看護料」が「入院基本料」に含まれるため、基本的には付き添いは必要ありません。
そもそも、危篤などの重篤な場合を除いて付き添いが禁止の場合が多いでしょう。
ただし、認知症などがあり、治療に支障がある場合などは付き添いを求められるケースもあります。
付き添いが必要になった場合、自分の仕事の調整や遠方に住んでいる場合の移動の負担などが考えられます。
さらに、退院後どのようにケアしていくかを考えなくてはならない場合も少なくないため、子どもの入院とは違うしんどさがあるでしょう。
入院だけでなく、通院の付き添いも
入院の付き添いも大変ですが、退院後も通院する場合、子どもは当然一人で通院ができないので、ママやパパの付き添いが必要になります。
入院の理由によっては長期にわたって通院することになり、家族にとっては負担が重くなることもあるでしょう。
高齢の親が退院後に通院する場合は、足腰が悪く自力では通院ができない場合や認知症などによって意思疎通が難しいケースもありますよね。
その場合は付き添いが必要であると考えられます。
家族が付き添うことになりますが、通院日に合わせて仕事を調整したり、遠方まで出かけたりと入院の付き添いと同様に負担がかかります。
入院や通院の付き添いは、まわりに頼れる人がいないために一人で抱え込んでしまう傾向にあります。
高齢の親の付き添いはヘルパーに依頼できます。
子どもの場合は、使える制度が高齢者とは違うため、家族間で工夫したり、兄弟児がいる場合などはベビーシッターを利用したりといったことも検討してみましょう。
いずれにしても大きな負担を一人で抱えず、きついときは外部サービスに頼ることで精神的な負担が軽くなります。
【一週間の入院】ホテル暮らし?ウィークリー賃貸?
手術と入院が一週間以内に終わる場合は、ウィークリーマンションが便利でしょう。
ホテルの利用を考える方もいるかもしれませんが、ウィークリーマンションは短期滞在に最適化されたサービスなので、短期入院の付き添いに向いています。
敷金礼金がかからず、ホテル住まいより大分家賃が安く抑えられます。
生活に必要なものが揃っていることも多いので、付き添いのための短期間の滞在なら問題なく過ごせるでしょう。
ウィークリーマンションを扱っているかは不動産会社によって異なりますので、問い合わせてみると良いでしょう。
また、賃貸物件で掲載している物件は敷金礼金を払う場合が多いので今回は向きません。
【3ヵ月以上の入院】家具家電付きのマンスリー賃貸がおすすめ
家族が3ヵ月以上の長期で入院する場合は、ウィークリーマンションも便利ですが、さらにマンスリーマンションが便利です。
マンスリーマンションもウィークリーマンション同様に生活に必要なものは揃っています。
また、長期の期間によっては、敷金礼金無しの通常賃貸のほうがお得になる場合もあります。
敷金礼金無しの賃貸に住んで予定より早く入院期間が終わりそうな場合、短期解約金がかからないか事前に確認しておくと良いでしょう。
入院期間や病院に合わせて、臨機応変にお部屋を借りよう!
いかがでしたでしょうか。
付き添いしたい方の入院期間によって、さまざまな賃貸の選択肢がありましたね。
ウィークリーマンションがお得な場合はウィークリーマンションで、期間によってマンスリー、敷金礼金無し賃貸など選択肢を広げていくことで、最適なお部屋を借りることができます。
家具家電など必要なものが揃っていることも多く、特別に買いそろえる必要がないので、ニーズに合ったマンションを見つけることで精神的にも経済的にも負担を軽くできるでしょう。
ご家族と付き添いの方が、もっとも心地良い選択ができますように。