雨の日はどうする?松葉杖でも安全に歩くには
下半身に怪我や病気をしたときに使用する松葉杖ですが、慣れていないと外出は難しいものです。
特に雨の日に松葉杖で外出するのは、危険がいっぱいです。
この記事では、松葉杖は雨の日にはどうするか、松葉杖でも安全に歩く方法を知りたい方のためにコツなどを紹介します。
松葉杖は雨で滑りやすくなるので、できるだけ安全に歩行できるように知っておくと便利です。
正しく松葉杖を使って、怪我を悪化させることがないように、気を付けてくださいね。
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松葉杖で雨の日の移動はどうするのがいい?
下半身の怪我や病気で松葉杖を使わないといけないようになったとき、なるべくなら雨の日の外出は避けたいですよね。
しかし、どうしても外出しないといけない場合もあるでしょう。
道路や玄関などが濡れていると、松葉杖が滑って転倒する可能性があります。
雨の日、松葉杖を使って外出しなければならないときのおすすめの服装や持ち物を紹介します。
松葉杖で雨の日、傘は使える?
松葉杖を使っていると両手がふさがってしまうので、傘はさせません。
松葉杖を持っていると、傘をさすのも閉じるのも、建物内に入ったときに傘を持ち運ぶのも思った以上に困難です。
腕や鞄に付けられる傘ホルダーを使用すれば、松葉杖でも傘をさせますが、必ずしも安全に使えるものではありません。
風がきつい日には、傘が風にあおられて足に踏ん張りがきかず、転倒してしまう危険もあります。
松葉杖と傘の併用は不可能だと思ったほうが無難です。
どうしても傘を使用したいのであれば、同行者を確保して、傘をさしてもらうほうがいいでしょう。
松葉杖で雨の日はレインスーツが◎
雨の日の外出で松葉杖を使用しているときは、レインスーツの着用がおすすめです。
レインスーツは上下が別々になっていて、足の怪我を雨からしっかりカバーしてくれるので全身を濡らさず外出できます。
さらに、松葉杖に引っかかることがないので歩行もしやすいです。
レインスーツを選ぶ際は、少し大きめで足首の部分部分にゆとりのあるデザインのものが脱ぎ着しやすいです。
ただし、荷物の量や足の怪我の状況によっては、カッパやポンチョ、レインコートのほうがいい場合もあります。
ギプスが邪魔でレインスーツの足に入らなかったり、ズボンの脱ぎ着がしにくい場合はカッパやレインコートのほうがおすすめです。
ポンチョやレインコートは、リュックサックの上から羽織れるタイプもあるので、荷物が多いときはぜひ検討してみてください。
ギプスには専用シューズやカバーなどサポートグッズを
怪我でギプスを使用している場合は、雨の日の外出は専用シューズやカバーなどサポートグッズの使用をおすすめします。
簡易的なものであれば、ビニール袋やシャーリング付きのゴムなどでも対応はできます。
しかし、使いやすさや不快を軽減するためには、専用のものを使うほうが安心です。
ギプスの上に身につけるものとしては、歩行カバーや歩行用キャストカバー、防水のギプスカバーなどがあります。
防水カバーは、雨の日はもちろん、入浴時にも使用できるので用意しておくと便利です。
松葉杖には滑り止めを装着
松葉杖には専用の滑り止めがあるので、装着すると雨の日でも多少滑りにくくなります。
松葉杖の先にある杖先ゴムというゴム製のキャップを、安全先ゴムに換えるだけなので簡単に装着できます。
接着剤は不要で、付け替えは簡単なので滑りやすいなと思ったらぜひ購入を検討してみましょう。
インターネットや介護用品売り場など杖を扱っている店舗で手に入ります。
特に古くなった松葉杖は、ゴムの部分が劣化していて少し滑りやすくなっていることがあるので、注意しましょう。
ウエストポーチやストラップ付きケースも活用
雨の日に限ったことではありませんが、松葉杖での外出の際にはウエストポーチやストラップ付きケース、スマートフォンはネックストラップなどを活用すると便利です。
重いものなどメインの荷物は、リュックサックで背負うと便利ですが、荷物の出し入れをするためには一度松葉杖を置かなければなりません。
リュックサックとは別に、財布や出し入れが必要な持ち物がすぐ取り出せるようなウエストポーチを身につけ、改札などではストラップ付きパスケースを使うと便利です。
雨の日に松葉杖で通勤通学をするための注意点
雨の日でも、通学や通勤のために松葉杖で外出しなくてはいけないこともありますよね。
できるだけ安全かつスムーズに、通勤通学をするための注意点を紹介します。
バリアフリー情報をチェック
外出時には、バリアフリー情報のチェックをしておくと安心です。
例えば、最寄り駅構内のエレベーターの位置や、多機能トイレの位置などの状況を把握しておくとスムーズです。
また、バス移動のときは、床が低く乗降口に階段がない、ノンステップバスだと乗り降りの際の負担を減らせます。
雨の日の外出で、怪我を悪化させないためにも、事前に調べて利用すると良いですね。
混雑を避け、時間に余裕を持つ
混雑時の電車では怪我のない人でも苦しいので、急ぎの用事でなければ混雑時を避け、時間に余裕を持つようにしましょう。
満員電車は足の踏ん張りがきかないと、怪我の原因になります。
できれば、空いている時間を狙い、時間に余裕を持った移動を心がけると良いですね。
指定席券やタクシー利用も検討
怪我を悪化させないためにも、電車なら指定席券や特急券の利用、またはタクシー利用の検討をおすすめします。
短い距離でタクシーを使うのはもったいないと感じる方もいると思いますが、松葉杖での外出は思った以上に怪我の心配がつきものです。
今の怪我を悪化させるだけではなく、松葉杖が滑って新しい怪我をしたり、もう怪我のないほうの足を捻挫してしまったりしては大変です。
家から最寄り駅、または駅から会社・学校までの徒歩区間だけでもタクシーを利用すると、安全に移動しやすくなります。
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雨の日や濡れた場所を松葉杖で歩くときのコツ
濡れた場所での松葉杖は滑って危険なので、晴れの日以上に、歩き方に気を付けなくてはいけません。
歩き方や松葉杖の使い方なども正しく使えているのか、復習してできるだけ安全に歩けるように確認しましょう。
濡れた場所は滑るので注意
濡れた場所は滑りやすくなっています。
靴でも滑りやすいので、設置面積の少ない松葉杖では余計に注意が必要です。
雨の日特に滑りやすくなっているのが、濡れたマンホールや横断歩道の白い部分、タイルの上などです。
気を付けて歩けば問題ないと思うかもしれませんが、怪我をかばってバランスを崩すこともあるので、面倒でも避けて通りましょう。
ビニールがかかっているところなどは、特に滑りやすいので避けるなど注意が必要です。
松葉杖の使い方をおさらい
雨の日に松葉杖で外出する予定がある場合は、松葉杖の使い方をおさらいすると安心です。
松葉杖の使い方は病院で指導されることがほとんどですが、あまりきちんと聞いていなかったり忘れてしまったりするものです。
例えば、肘が曲がっていると力が入りにくく余計な力が必要でとても疲れてしまいます。
松葉杖の使い方を間違えると、外出が大変になるので、松葉杖の歩き方、座り方、立ち方、階段の昇り方・降り方など、動画などで再度チェックしておくと安心です。
https://hospital.chintaistyle.jp/hospital-estateMonthlyAllowed.html
まとめ:雨の日でも快適に過ごせますように
松葉杖を使っている間は、雨の日のお出かけはできるだけ避けたほうがいいでしょう。
雨の日は滑りやすいので、振替ができるか相談したり、在宅やオンラインを活用したり、できるだけ自宅にいることを心がけましょう。
また、送迎をお願いしたり、短い距離でもタクシーを使ったりすると安心です。
やむなく一人で外出するときは、レインスーツを着用し松葉杖には滑り止めを装着しましょう。
怪我にひびかないようにできるだけ負担を少なくしつつ、転倒には十分に気をつけて外出してくださいね。
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