看護師寮ってどんなところ?寮暮らしのメリット・デメリットをご紹介

看護師寮ってどんなところ?寮暮らしのメリット・デメリットをご紹介

看護師として就職が決まったみなさんは、一人暮らしに不安を感じていませんか?

掃除や洗濯に加え、自炊の必要性も考慮しなければならない一人暮らしに不安を感じる人は大勢います。

そこで選択肢に挙がってくるのは、賃料以外にも生活の面倒を見てくれる寮母さんが居る可能性もある看護師寮。

特徴、メリットやデメリットなどに触れながら、看護師寮がどのようなところなのか紹介します。

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看護師寮とは?どんなところなの?

看護師寮とは?どんなところなの?

まず紹介するのは、一般的な看護師寮の特徴、入寮条件や家賃相場など。

看護師寮を検討している方が、真っ先に知りたいであろう情報から紹介します。

看護師寮って?特徴は?

看護師寮は、その名のとおり病院で働く看護師が住む寮です。

一口に看護師寮といってもさまざまですが、主な特徴は以下のとおり。

  • 病院が借り上げ、または所有している
  • 家賃は周辺の相場に比べて数分の1程度
  • 独身向けが多い
  • 築年数、設備、その他環境はマチマチ
  • 内見可能

多くの看護師寮は病院近くのアパートやマンションなどを借り上げる形で用意されており、病院の敷地内に所有の看護師寮があることも珍しくありません。

複数の看護師寮がある場合、病院までの距離や看護師寮の築年数や設備機能などはマチマチです。

新築マンションもあれば、昭和らしさを感じられる風呂トイレ共用のアパートもあります。

基本的には単身者、シングルマザーやシングルファザーを対象としている場合が多く、部屋はそれほど広くありません。

その代わりに寮母さんがいたり、保育園が併設されていたりと福利厚生は良好です。

入寮の条件や規定、規則は?

看護師寮の入寮条件は病院の方針などによってさまざま。

たとえば次のような条件を設けている場合があります。

  • 正職員限定
  • 独身限定
  • 入職◯年以内限定
  • 女性限定
  • シングルマザー、シングルファザー限定

看護師限定のところもあれば、病院で働く職員であれば入寮できるところなどさまざまです。

規則に関しては、基本的に一定程度の制約があります。

  • ペット禁止
  • 部外者禁止
  • 門限あり
  • 入居期限あり

など、看護師寮の風紀や秩序を維持するうえで必要な制約はあると考えたほうが良いでしょう。

ただ病院や看護師寮の方針により、細かく規定されている寮もあればそうでない寮もあります。

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家賃は安い?相場は?

看護師寮は福祉厚生に含まれるため、家賃は1ヵ月5,000~30,000円程度が相場です。

東京の中心部で35,000円程度、地方では10,000円程度と地域差はありますが、周辺の賃貸相場に比べて格安なのは間違いないでしょう。

家賃は天引きが大半です。

なかには水光熱費もコミコミで数千円の看護師寮もありますが、個別負担の場合が多いので覚えておきましょう。

看護師寮暮らしのメリット

看護師寮暮らしのメリット

さまざまな特徴があるなかで、特筆すべき看護師寮のメリットを紹介します。

一人暮らしが安くスタートできる

看護師寮は敷金や礼金がないことが多く、さらにエアコンやコンロなどの家具家電が備え付けられていることも多いため初期費用を節約できます。

また数寮持っている病院でも選択肢は限られるため、物件探しにかける時間やコストも節約できるのもメリットです。

人によっては遠方まで時間とお金をかけて物件を探しに行かなければならないことを考えると、負担は大きく軽減できるでしょう。

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通勤時間が短くて楽

看護師寮は病院の近くや敷地内にあることが多く、通勤効率は格別です。

通勤ラッシュや渋滞の心配がないのは当然として、限界ギリギリまで体を休めることもできます。

浮いた時間を勉強時間に充ててキャリアアップを狙うもよし、自炊をして節約をしたり趣味の時間を充実させたりするのもよしです。

セキュリティがしっかりして安心

病院が建設した看護師寮の場合はもちろん、一般のアパートやマンションを借り上げている場合でも一定のグレード以上の物件である可能性が高め。

オートロックや防犯カメラなどのセキュリティがしっかり備わっているところが多いだけでなく、入居者は同じ職場の看護師や職員なので素性もはっきりしています。

昼夜を問わず人の出入りがあり、常に人の目で防犯できるのも交代制勤務の病院ならではのメリットといえるでしょう。

同僚や先輩などが近くにいるので、いざというときに頼れるのも良いですね。

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看護師寮暮らしのデメリット

看護師寮暮らしのデメリット

最後に、看護師寮で暮らすデメリットを紹介します。

経済面や防犯面でさまざまなメリットがありますが、寮というスタイルゆえに起こる不都合や不便さもあるので覚えておくと良いでしょう。

仕事とプライベートの区別がつきにくい

看護師寮に住んでいるのは同僚もしくは同じ職場に勤める職員のため、常に仕事中のように感じる人もいます。

患者さんや同僚と生活圏が同じだったり、休日でも職場が目に入ったりして公私の区別がつきにくいのがデメリットです。

ほかにも病院に近い看護師寮では救急車のサイレンが聞こえる、入居者同士でトラブルになると仕事中にも影響が出る可能性があるなど注意点もあります。

寮の選択肢が少ない

看護師寮は病院が決めた物件のため、立地や間取りは選べません。

最新設備が整った新築マンションの場合もあれば、昭和の香りが充満する築半世紀超えのノスタルジックなアパートの可能性もあります。

病院によって備えている看護師寮の数は違いますが、仮にたくさんの寮を持っていたとしても選択肢は限られる以上、希望にそぐわない可能性も否定できません。

きれいな寮は倍率が高く入れなかったり、病院から遠い場所しか空いていなかったりする可能性もあります。

住まいにこだわりがある方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。

友達や家族が遊びに来れない

すべての看護師寮がそうとは限りませんが、部外者の立ち入りを禁止しているところもあります。

家族であればまだしも、男性の立ち入りを一切禁じている女子寮などは珍しくありません。

看護師寮によっては、友達や恋人を招けない可能性があることを覚えておきましょう。

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まとめ:看護資寮の条件を聞いてよく検討しよう

看護師寮には相場と比べて圧倒的に安い賃料や通勤時間のメリットがある一方、人によっては代えがたいデメリットだと感じる部分もあります。

同程度の賃貸物件を契約するよりは遥かにお得なのは間違いありませんが、自由度という点ではさまざまな制約があることを覚えておくことが大切です。

今回デメリットとして紹介した部分を許容できるかどうかは、看護師寮を選ぶべきかどうかの判断基準の一つになるでしょう。

仮にすべてを許容できなくとも、まずはお金を貯めて生活基盤を整えるなどの目的があれば看護師寮を選ぶのも良い選択かもしれませんね。

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