看護師の夜勤あるある!夜勤明けでも快適に過ごすには?
看護師として働いている限り、夜勤はなかなか避けて通れないもの。
看護師としてキャリアを積める総合病院や大学病院などは、ほぼ夜勤ありの求人ばかりです。
夜勤手当がある分給与はアップしますが「体力的にきつい」とため息をつきたくなることもあるでしょう。
今回は、看護師の「夜勤あるある」をご紹介するとともに、夜勤明けを快適に過ごせるアイデアも紹介します。
【夜勤前】看護師の夜勤あるある
はじめに、夜勤前の看護師が経験しがちなことをピックアップしてみます。
共感することも多いのではないでしょうか?
夜勤前なのによく眠れない
夜勤中は仮眠時間もありますが、ほぼ眠れない日も珍しくありません。
夜勤に備えて、少しでも昼間に眠っておきたいと考える人は多いことでしょう。
しかし、いざ昼寝をしようと思っても、なかなか眠れないことも珍しくありません。
人は基本的に昼行性で、夜に眠くなるもの。
特に日勤が2、3日続いてからの夜勤となると、昼間なかなか眠れなくても当然です。
しかし、無理に眠ろうとしてもかえってストレスがたまりますし、寝だめはできません。
無理に眠ろうとはせず、体を休めることに専念しましょう。
すっぴんかメイク薄めで出勤
夜勤の時間は外来患者や、患者さんの家族と顔を合わせることはほぼありません。
ですから、薄化粧やすっぴんで勤務するのもよくある方も多いでしょう。
日勤のときはばっちりメイクをしているので、別人のように見える人もいます。
また、夜勤の最中に余裕がないと朝の申し送りの際にお化粧を直せず、ほぼすっぴんのケースもよくあります。
しかし、仕事がきちんとできていれば問題ありません。
出勤前と退勤直前ではまるで別人のようでも、特に気にすることはないでしょう。
夜勤中のおやつを用意
夜勤の最中は、おやつが楽しみの方も多いことでしょう。
病院によっては日勤よりもかなり余裕をもって勤務できるので、おやつタイムがあるところもあります。
しかし、チョコレートやクッキーなど甘いものは急激に血糖値が上がって眠くなりがちです。
また、夜中に甘い物を食べすぎると肥満や肌荒れの原因にもなるでしょう。
夜勤のおやつにはナッツやドライフルーツなど、噛み応えがあって少量でも満足感があり、目が覚めやすいものがおすすめです。
夜勤用のおやつにと差し入れをするなら、個別包装のものがおすすめです。
【夜勤中】看護師の夜勤あるある
次は、夜勤中の看護師あるあるを紹介します。
皆さんは、どのくらい共感できましたか?
夜勤が平穏に過ぎればとてもうれしいものですが、なかなかうまくはいかないようです。
「今日は落ち着いてますね」はNG
夜勤の開始時が静かでも「今日落ち着いてますね」とか「今日はゆっくり仮眠できそうですね」という言葉はNGな病院は意外と多いものです。
うっかり言って叱られた経験を持つ方もいるでしょう。
なぜか「今日は落ち着いているぞ」と思ったとたんに忙しくなるジンクスが多くの病院にあります。
ですから、静かな夜が始まってもあえてそのことを口にせず、心の中で「静かでラッキー」と思っておきましょう。
昼間と夜の患者さんは別人?
患者さんのなかには「夜間せん妄」といって、幻覚や幻聴が聞こえる症状がでる人もいます。
昼間は穏やかなのに、夜になると大暴れして看護師を悩ませる患者さんもいるでしょう。
逆に、夜勤の時は精神的に余裕があるのかひょうきんになったり、饒舌になったりする医師や看護師もいます。
同僚や先輩の意外な一面を見ることもできるでしょう。
眠気との戦い:仮眠は眠れない!明け方に眠くなる
余裕がある夜だと、仮眠を取れることもあります。
しかし、家のようにぐっすり眠れる方はごくわずかでしょう。
大多数がうつらうつらしているうちに仮眠の時間が終わり、だるさを残したまま起き上がることになりがちです。
そして、明け方に強い眠気に襲われることも多いでしょう。
そのため、あえて仮眠を取らない人もいます。
しかし、横になって目をつぶるだけで疲れが取れるので、仮眠の時間は横になって目を閉じるのがおすすめです。
【夜勤明け】看護師の夜勤あるある
次のあるあるは、夜勤明けです。
日勤より疲れるという方もいれば、妙にハイテンションになるという方もいるのが夜勤明けです。
いつもより太陽がまぶしい
夜勤明けに帰路に就くといつもより太陽がまぶしく感じられるのも「あるある」でしょう。
太陽の光はセロトニンの分泌を促し、頭と体をすっきりとさせてくれます。
夜勤明けはできるだけ太陽の光を浴びて帰りましょう。
そのほうが、体内時計もリセットしやすくなります。
テンションが上がり、物欲や食欲が爆発!
寝不足だと、理性がいつもより働かなくなります。
また、勤務明けの解放感から自制心がなくなり、散財をしたり暴飲暴食をしてしまうこともあるでしょう。
夜勤明けは買物や食事が楽しみな方も多いでしょう。
しかし、あまり無節操に買物をしたり物を食べたりすると後悔してしまうことも。
食欲がいつもより強い場合は、少し高いスイーツなどを買い、ゆっくりと時間をかけて食べましょう。
買物をする場合は、予算を決めて楽しむのがおすすめです。
曜日や日付感覚がなくなる
人手不足だったり仕事が忙しかったりする職場の場合、曜日に関係なく出勤日があります。
また、日勤と夜勤を繰り返す場合、だんだん日付の感覚もあいまいになってくることもあるでしょう。
なお、あまり長時間勤務を続けると、いくら優秀な看護師でも限界が来ます。
日付や曜日の感覚があいまいになるほど連続で勤務をしている場合は、努めて休みを取りましょう。
夜勤明けでも快適に過ごすコツ
夜勤明けは体がだるい、眠い、集中力が散漫になるなどの悩みを抱えている方も多いでしょう。
ここでは、夜勤明けでも快適に過ごすコツを紹介します。
入浴・睡眠・食生活を整える
夜勤明けは眠ろうとしてもなかなか寝付けない方も多いでしょう。
このような場合は、消化の良い食事を少量とり、ゆっくりとぬるめのお風呂に入り、仮眠をとるのがおすすめです。
入浴は副交感神経を活発にして体をリラックスさせて眠気を誘ってくれます。
短時間でも深く眠れればすっきりします。
布団の中でいつまでもスマートフォンを見たりゲームをしたりしてはいけません。
軽い運動や趣味でストレス発散
眠れない場合は、軽い運動をして筋肉をほぐしましょう。
ストレッチや柔軟体操などがおすすめです。
また、趣味でストレス発散するのもおすすめですが、暴飲暴食は避けましょう。
できたら、カラオケや散歩など能動的なものがおすすめです。
インドアの場合はゆっくりと本を読んだり音楽を聴いたりするのもいいでしょう。
まとめ:工夫して夜勤を乗り切ろう
看護師の夜勤あるあるをご紹介しました。
共感できることはいくつありましたか?
看護師としてキャリアを積みたい場合は、夜勤はなかなか避けられません。
夜勤は、日勤より体力的な負荷はすくないので、できるだけリラックスして過ごすなど乗り切り方を工夫しましょう。
また、長年夜勤をやってきたけれど、最近とても夜勤が疲れる場合は、年齢のせいの場合もあります。
どうしても辛い場合は限界が来る前に、日勤のみの病院へ移るなど対処するのも一つの方法かもしれませんね。