看護師になりたい!働きながら看護学校に通うことは可能?仕事と勉強の両立はどうする?
看護師は、社会人になってからも目指す方が多い資格職です。
社会人への配慮がある看護学校もありますが、「仕事と勉強の両立ができるのか」と心配している方もいるでしょう。
実際、看護師になるための勉強はハードですが、働きながら看護師の資格を取得している方もたくさんいます。
働きながら看護学校に通って看護師になる方法や、できるだけ無理をせずに仕事と勉強を両立するポイントを解説します。
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働きながら看護師になる方法:看護学校に働きながら通うことは可能?
はじめに、働きながら看護師になる方法や注意点、ポイントなどを解説します。
看護師になるには、看護学校に通って国家試験の受験資格を得たうえで、試験に合格しなければなりません。
働きながら通える看護学校や選び方も解説するので、参考にしてください。
働きながら看護師になれる?
看護師になるには、前述したように看護師を育成する専門学校、短大、大学などに3年以上通学して必要なカリキュラムを修得したうえで、国家試験に合格する必要があります。
しかし、看護師の受験資格に年齢はないため、社会人になってから働きながら看護師を目指すことも可能です。
看護学校も社会人入試に対応しており、幅広い年齢の学生が学んでいます。
ただし、看護学校は月曜日から金曜日(学校によっては土曜日も授業あり)で、9時から18時前後まで授業があるのが一般的です。
全日制の看護学校で学びながら働くには、平日の20時以降や土日に仕事をするか、土曜日だけ夜勤をしながら学校に通うなどの方法をとることになります。
フルタイムで働きながら看護師を目指せる?
看護師になるには、医学や看護の知識を取得するための座学や定められた実習を受けなければなりません。
覚える内容は膨大で、どの看護学校も朝から夕方まで授業がつまっているのが普通です。
また、授業の内容や実習の必要上、夜間の看護学校はありません。
ですから、夜間高校や大学の二部のように日中はフルタイムで働いて、夜間に看護学校へ行く形は取れません。
働くならば週に1~2回のフルタイムのアルバイト、もしくは夜間のアルバイトで対応する方が多いでしょう。
課題も多く出るので、こなしながら仕事をするのはかなり大変です。
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働きながら通える看護学校は?
最初に准看護師を目指すならば、定時制や通信制の看護学校があります。
准看護師は都道府県ごとに資格を取得する必要があり、管理職になれないなど制限はあります。
ただし、准看護師の資格を取得したのち、規定期間の実務経験を経て定時制の看護学校に3年通えば、看護師の国家試験の受験資格を得られます。
また、資格が必要ない看護助手として一定期間病院に勤務すれば、看護士の資格取得後に病院で働くことを条件に、奨学金を出してくれるところもあります。
看護師になりたいけれど、学費が用意できない場合は、まず准看護師の資格を目指してみると良いでしょう。
▼准看護師や看護学校の学費についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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看護学校の学費はいくらかかる?目安や平均をチェックしておこう!
准看護師になるメリットデメリット
准看護師は、ほぼ看護師と同等の仕事ができますが、看護師より短期間で資格取得が可能です。
また、准看護師は看護師より資格取得が簡単なわりに看護師並に需要が高く、資格を取得したのに就職先がないといったこともありません。
一方で、准看護師はどれほど優秀でも管理職になれず、看護計画も作成できず、他の看護師に指示もできないのがデメリットです。
その他、看護師とほぼ同じ仕事をしていても准看護師のほうが給与が低く設定されています。
また、准看護師の資格を取得しても看護師の資格を取得するには、さらに看護学校に通わなければなりません。
准看護師として働きながら看護師になるには?
昨今、准看護師に看護師の資格を取得してもらう流れが加速しています。
准看護師になって7年間の勤務年数があれば、2年間の定時制、もしくは通信制の教育で看護師の国家試験の受験資格を得られます。
通信制や定時制の看護学校に通えれば、フルタイムで准看護師として働きながら看護師の資格取得を目指せるでしょう。
もちろん、一筋縄ではいかないので努力や周囲の協力が必要です。
しかし、働きながら看護師を目指したい、フルタイムで働きながら看護師になりたいといった場合は、この方法が最も効率的で、キャリアの中断もせずにすみます。
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働きながら看護師になるメリット
では、働きながら看護師を目指すとどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、働きながら看護師を目指す代表的なメリットを解説します。
看護師は給与水準が平均より高く、福利厚生も充実
看護師は女性の仕事のなかでは比較的高い給与水準の職業です。
厚生労働省のデータによると看護師の平均年収は508.1万円で、日本人女性の平均年収304.3万円とくらべると1.5倍以上と平均より高い結果が出ています。
また、看護師は女性の職場として長い歴史があるため、育児や出産に対する理解や福利厚生も充実している職場が多いのもメリットです。
保育園を併設している病院も多く、小さい子どもを持つ方も職場復帰しやすいでしょう。
再就職がしやすく、長く働ける
看護師を求めている職場は多く、「資格はあるのに働けない」といったケースはほぼありません。
少々ブランクがあってもすぐに仕事が見つかるでしょう。
女性は男性に比べると結婚や出産、育児などでどうしてもキャリアが中断しがちです。
また、長年働けるのもメリットで、近年は定年を超えても働き続ける看護師も増えています。
多種多様で自分に合う働き方がしやすい
看護師は、病棟勤務のほかに入院施設がないクリニック、介護施設、訪問看護、学校、企業の看護師などさまざまな場所で需要があります。
また、働き方も日勤のみ、夜勤のみ、パートなど複数の方法が選べます。
女性は家事や育児でライフスタイルが変化しやすく、柔軟な働き方ができる仕事はキャリアを中断せずに働けるメリットが大きいです。
転職がしやすいのも看護師のメリットです。
ライフスタイルの変化に合わせて自分に合う職場を見つけて転職できれば、仕事と家庭の両立もしやすいでしょう。
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仕事と勉強の両立はどうする?
最後に、看護学校の勉強と仕事を両立するコツを紹介します。
社会人で働きながら看護師を目指す方は、参考にしてください。
理解のある勤務先で働く
看護師の勉強をしながら仕事を続けるのはなかなか大変です。
残業や繁忙期などに対応できない場合も増えてくるでしょう。
みんなが仕事を続けているのに、定時で帰るのは心苦しいものです。
看護師を目指す勉強と仕事を両立したい場合は、職場の理解を得ましょう。
学費を稼ぎながら仕事をしていることを職場に説明し、残業などができにくいと話しておけば、後ろめたさを感じることもありません。
また、医療系などの職場を選び、看護師の資格取得のメリットに理解がある勤務先の場合、応援してもらいやすくなります。
社会人向けの看護学校やコースで学ぶ
社会人向けに広く門戸を開いている看護学校や、社会人向けのコースを設定している看護学校を選ぶと、生徒のほとんどが高校卒業したばかりの学校よりは、両立がしやすくなります。
近年は、社会人の入学も増えたことから、社会人が通いやすいカリキュラムを組む学校も増えています。
また、家や職場に近い学校を選ぶと、通勤時間や通学時間のタイムロスが少なくなるので負担が軽くなるでしょう。
アプリなどを利用して効率よく
現在は、看護師の勉強をサポートしてくれるアプリも増えました。
仕事をしながら勉強をしていると、どうしても学業に専念している学生に比べると勉強時間が短くなってしまいます。
仕事と学業を両立させたい場合は、通勤時間や休み時間などといった隙間時間も有効に使いましょう。
スマートフォンのアプリを利用すれば、重い本を持ち歩く必要もなく、効率的に勉強ができます。
eラーニングを利用するだけでも、勉強がはかどるでしょう。
まとめ:両立は大変だけど……
看護師の勉強は学業に専念している学生でも大変なものです。
仕事と勉強を両立させたい場合は、さらに苦労するのは明確で、夢半ばで挫折する方もいます。
それでも、乗り越えて看護師の資格を取得する価値は十分にあるので、よく計画を練って取り組んでみてください。
給与もアップし、将来の選択肢も増やせるなどメリットを考え、目標を明確にしておくと頑張れますよ。
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