不動産屋は飛び込みOK?忙しい医師向けのお部屋探しのコツ
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不動産屋は営業時間内ならいつ行っても問題ないと考えている方もいるかもしれません。
店内の物件情報を閲覧したり、希望物件のヒアリングシートに書き込んだりするだけなら特に問題ないことが多いものの、担当者に相談したり、内見を申し込んだりするのは当日では難しい場合があります。
ここでは、忙しい医師が効率よく部屋探しをするためのコツを紹介します。
飛び込みもOKだが予約をした方が確実で効率が良い
不動産屋は、予約をせずに飛び込みで訪問しても基本的に断られることはありません。
ただし、予約をした方を優先的に案内するため、どうしても合間の空き時間に対応してもらうことになります。
希望に合った物件を当日のうちに内見したい場合は、予約をしておいたほうが確実で時間の無駄にならないため、できる限り事前の予約をおすすめします。
飛び込みのデメリットは次で詳しく解説します。
不動産屋に飛び込みで行くデメリット
効率よく物件探しをしたい場合、不動産屋に飛び込みで訪問するのはデメリット面が多くおすすめできません。
すべての不動産屋で必ずしもそうなるわけではありませんが、「そうなる可能性がある」ことを理解しておくと良いでしょう。
混雑していると待たされる
予約をしているお客さんがいるときは、当然そのお客さんが優先になります。
また、飛び込みのお客さんが重なったときは先着順に対応することになるでしょう。
不動産屋の規模やスタッフの人数などによっても違いがありますが、混んでいるときはかなり待たされる可能性があります。
時間ができたときに思い立って飛び込みで行くと、かえって時間がかかってしまうことがほとんどです。
候補物件を出してもらうまでに時間がかかる
飛び込みで行くと、不動産屋では最初の受け付けの際に、希望する物件の条件を初めて伝えることになるため、候補の物件を絞り込んで出してもらうまでに時間がかかります。
予約を取るときにあらかじめ希望条件を伝えておけば、当日までにいくつかの物件を探しておいてもらえるため、訪問時は効率よく案内してもらえるでしょう。
飛び込みだと内見の時間がなくなり、再度別の日に出直さなければならないケースもあります。
当日内見ができない
不動産屋の営業担当者の予定や、混雑状況によっては、当日に内見できない可能性が大きいでしょう。
退去前の物件や、直接管理していない物件では鍵の用意がすぐにできないかもしれません。
近くまで出向いて外観や立地などを確かめることはできても、鍵が手配できなければ肝心の内見ができなかったり、クリーニングや内装工事が終わったあとのきれいな状態を確認できなかったりするケースもあります。
目当ての物件がなくなっている
インターネットや店頭の広告などで気に入った物件を見つけたとしても、内見させてもらうつもりで不動産屋に行ったらすでに成約済みになっていることもあります。
先着順なので仕方ありませんが、予約をしておけばその時点で決まりかけている場合は教えてもらえます。
その場合は、類似物件をピックアップするなどの対応をしてもらえるでしょう。
丁寧に対応してもらえない
次のお客さんの予約時間が迫っているなどで時間に余裕がないときは、予定外の飛び込み客に対して十分な対応ができません。
「本来ならここまでやってあげたいけれど……」という先回りの丁寧な対応が期待できない可能性もあり、営業担当者にとっても不本意でしょう。
忙しいからといって雑な対応で良いわけではありませんが、予約をして質の良い接客を受けたほうが気持ちも良いですし、良い物件が見つかる可能性も高いのではないでしょうか。
効率的にお部屋探しをするコツ
人気の物件はすぐに埋まってしまう可能性があります。
忙しい方が部屋探しをするときは、いくつかのポイントを押さえて効率よく時間を使うことが重要です。
以下に、効率的な部屋探しのコツを紹介します。
希望条件を明確にして優先順位をつけておく
まずは無計画に物件を探すのではなく、通勤時間、エリア、家賃の上限、間取り、入居可能時期など、物件に求める条件を自分のなかで明確にしておくことが大切です。
優先順位をあらかじめ決めておいて、営業担当者に最初に伝えましょう。
すべて希望どおりの物件が見つかるとは限らないため、どこか妥協が必要になることもあります。
絶対に譲れないことがある場合は、伝えておいたほうがあとのやり取りがスムーズで効率的です。
不動産会社のサイトで物件を探しておく
不動産会社のサイトで、あらかじめ良さそうな物件をいくつかピックアップしておきましょう。
求めるイメージが伝わりやすく、万が一、すでに決まっている場合も同様の類似物件を探してもらえます。
公開前の空き予定の物件も教えてもらえるかもしれません。
また、一から物件を探す手間やヒアリングの時間を大幅に短縮できます。
可能ならオンライン内見まで済ませておくと図面や写真からは伝わりにくい疑問点も解消でき、具体的なイメージがつかめるでしょう。
ただし、それだけではわからないこともあるため、最終的には現地に出向いて周辺状況や日当たり、騒音などと併せて実際に内見することが大切です。
「〇時までに終えたい」と伝えておく
落ち着いて部屋探しをしたくても、まとまった時間が取れない方もいるでしょう。
出勤前や次の予定がある場合は、タイムリミットを先に伝えておきます。
限られた時間のなかで、優先順位が高い物件から紹介したり、内見の時間配分を考慮したりなどの対応が必要になるためです。
ただし、慌てて物件を決めることはおすすめできません。
当日の内見で決まらず、ほかの候補も見たい場合は、あらためて内見の予約をとったほうが良いでしょう。
不動産屋に飛び込みで行くときの注意点
部屋探しは不動産屋へ事前の訪問予約がベターではあるものの、なかなか先の予定が読めない場合もあるでしょう。
どうしても飛び込みで行かなければならないときの、最低限気をつけたいポイントを紹介します。
水曜日は定休日の不動産屋が多い
不動産屋や管理会社は、昔からの慣習で水曜日を定休日とする会社が多くあります。
しかし、昨今は別の曜日を定休日にする会社もあるため、飛び込みで行く場合はせめて定休日や営業時間を確認してから出かけましょう。
土日は混雑しやすいため、できれば平日の水曜日以外がベターです。
当日にいくつかの物件を内見したい場合は、できるだけ早い時間帯に行ったほうが可能性が広がるでしょう。
事前に電話をしてから行く
先の予定が読めずに飛び込みで不動産屋に行くにしても、事前に電話をしてから行ったほうが無駄がありません。
混んでいるため案内までに時間がかかる、受け付けをして希望を聞き取ることはできるが内見は不可、担当者が出払っていて具体的な説明ができない、今なら案内も可能、など先方の状況がわかります。
あまりにも時間がかかりそうなときは、ほかの不動産屋を探すか、日を改めるなどして貴重な時間を無駄にしないのが得策です。
まとめ
いきなり無計画に飛び込みで不動産屋に行っても、満足な結果にならないことが多いものです。
その理由は上記で説明したとおり、予約した場合と比べて余計な時間がかかり過ぎたり無駄足になったりするためです。
以前は、新型コロナウイルスの感染対策として、入店人数の制限や完全予約制を採る不動産屋もありました。
貴重な時間を有効に使うためにも、あらかじめ賃貸情報などを下調べして、訪問日時の予約をしてから行くことをおすすめします。