転勤に間に合わせる!忙しい医師必見の引っ越しスケジュール
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医師は、医局人事の都合で短期間のうちに引っ越しを繰り返すこともあります。
住居は病院の官舎が使える場合は探さずに住みますが、転居にともなうさまざまな手続きは自分でしなければなりません。
「忙しい仕事の合間を縫っての引っ越し作業は本当に大変」と嘆く方も多いことでしょう。
この記事では、忙しい医師でも実践できる効率的な引っ越し準備の方法を解説します。
忙しくてなかなか引っ越しの準備ができない方や、引っ越しまで時間がなくどこから手を付けていいかわからない方は、最短で引っ越しできる方法とスケジュールを紹介するのでぜひ参考にしてください。
医師が効率よく最短で転居・転勤するポイント
引っ越しはやるべきことがたくさんあるので、何をいつまでにおこなうか、全体像と期限や順序を把握するのが大切です。
効率よく引っ越し準備をするために抑えておくポイントを解説します。
必要な手続き・書類・日数を把握する
引っ越しは、複数の手続きが必要です。
役所に提出する書類、電気やガスなどのライフラインに関する変更、インターネットやスマートフォンなど通信に関わる変更など、ジャンル分けをして手続きをいつまでにおこなっておけばいいのか、把握しておきましょう。
医師の場合、医師免許証・保険医登録票・年金手帳(基礎年金番号)のコピー・大学の卒業証明書・臨床研修修了登録証など、新しい職場に提出が必要な書類もあるので、引っ越しが近づいたらまとめておくと便利です。
早めにスケジュールを立てる
3~4月は転勤シーズンですが、医師もこの時期に転勤を命じられることが多いです。
「引っ越し難民」という言葉が流行ったように3~4月は引っ越し業者を確保するだけでも大変な繁忙期です。
可能ならば2月のうちに引っ越しの計画を立てておきましょう。
ぎりぎりにならないと引っ越し先や日程がわからない場合は、平日に引っ越しの予定を入れるなど工夫が必要です。
必要ならば有休を確保しましょう。
そのためには、3月・4月のスケジュール調整を2月くらいからしておく必要があります。
医師の転勤・引っ越しのスケジュール
実際にどのようなスケジュールで引っ越し準備をすればいいのでしょうか?
具体的な例を挙げてスケジュールの決め方を紹介します。
(1)最終勤務日・勤務開始日・引っ越し日の決定
転勤の辞令が下ると、最終勤務日と勤務開始日が決まります。
これが決まらないと引っ越しの予定も立てられないので、できるだけ早く明らかにしてもらいましょう。
病院の官舎ではなく一般の賃貸物件に住んでいる場合は、賃貸物件退去の連絡期限は、退去日の1ヵ月前までです。
引っ越し日直前になって連絡すると、余計な費用がかかることもあるので、注意しましょう。
(2)部屋探しから新居契約
病院に官舎や社宅がない場合、自分で部屋を探して借りなければなりません。
インターネットで効率の良い部屋探しができますが、可能ならば自分で足を運んで物件を確認してから決めてください。
また、「入職前に健康診断や面談のために、一度病院に足を運んでほしい」と指示された場合、その日に物件訪問の日程を合わせるのがおすすめです。
(3)引っ越し業者の見積もり依頼・契約
引っ越し業者の予約は、時期によって取りやすさが格段に異なります。
もっとも予約が取りにくいのは3~5月、ゴールデンウィークあたりまでの土・日・祝日です。
どうしてもこの時期に引っ越しをしなければならない場合、まず引っ越し業者を抑えてしまいましょう。
よほど特殊な引っ越しでない限り、引っ越し業者は多少融通を効かせてくれます。
なお、多少時期をずらせるならば3~5月でも平日の引っ越しがおすすめです。
(4)不用品の処分と荷造り
荷造りは、普段使っていないものから始め、不用品の処分も同時に進めましょう。
自治体のゴミ捨てのスケジュールでは不用品をすべて処分できない場合、不用品回収業者に依頼すると便利です。
なお、不用品回収業者のなかには、引っ越しの荷づくりも請け負っているところもあります。
不用品の処分と貴重品以外の荷造りは外注が可能なので、忙しければ業者に依頼しましょう。
引っ越し業者にまとめて依頼することも可能です。
(5)勤務関連の書類の手配など
勤務関連の書類は早めにまとめておきましょう。
引っ越し荷物に紛れ込みやすい場合は、書類だけ早めに次の職場に送っておくかデジタルスキャンしてデータとして予備を保管しておくと便利です。
また、勤務中に病院にたくさんの荷物がおいてある場合、いったん家に引き上げず、次の職場に送っておけば手間が省けます。
(6)ガス・電気・インターネットなどの手続き
ガス・電気・インターネットの開通は、今の家と引っ越し先の家、両方で立ち合いが必要なことがあります。
引っ越し日が決まったら、できるだけ早くガス会社・電力会社・プロバイダーに連絡して停止の日と再開通の日を決めましょう。
この3つは引っ越した日から使えなければとても不便ですので漏れがないように手続きしましょう。
(7)引っ越し当日の掃除・搬出・搬入
引っ越し会社のなかには、すべてお任せパックといって、業者に何もかもやってもらえるパックがあります。
費用はかかりますが手間は省けるので、忙しい場合は利用しましょう。
自分でおこなう場合は、引っ越し会社が来るときにはすべて荷造りを済ませておく必要があります。
遠方へ引っ越す場合は、荷物が1日以上かけて到着することもあるので、すぐに必要なものは手荷物として分けておきましょう。
(8)住所変更の各種手続き
住所変更の手続きが必要なのは、銀行口座・住民票・各種会員証・免許証などがあります。
銀行の住所変更などはインターネットでも手続きが可能なので、できるものはすべてインターネットで手続きしましょう。
市役所・警察署でおこなう手続きは基本的には平日しかおこなえません。
勤務日前に引っ越しをし、平日に1日、手続きの日を設けるのがおすすめです。
郵便局・市役所・警察署の3ヵ所を回れば当座に必要な住所変更や手続きが可能です。
まとめ:転勤が多い医師は少しでも引っ越し負担を軽減して
忙しいなかで引っ越し作業をおこなうのはとても大変です。
費用がかかってもパック利用するなど外注が可能なものはお願いし、インターネットで手続きが完結するものは隙間時間にすませましょう。
引っ越し日とガスや水道の開通の立ち会い、役所などでの手続きを2日間以内で済ませるようにすれば、かなりの負担が減ります。