【例文あり】看護実習の目標を立てよう!考えやすくなるコツもご紹介

初心者マークを持っている看護学生

看護実習中、頭を悩ますことの一つに「目標をどう立てたら良いのか」があるのではないでしょうか。

毎日目標を立て、そのためにはどうしたら良いのか考えるのが理想ですが、目標を立てる段階で行き詰まってしまうこともありますよね。

そこで今回の記事では、看護実習の目標の立て方やポイントをご紹介します。

同じような目標ばかりになりダメ出しをもらってしまうと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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看護実習の目標の立て方

悩んでいる看護学生

看護実習の目標は、本来なら目標を決めて、そのための行動を考えるのが順番としてベストです。

しかし、看護実習ではその日の予定や流れはあらかじめ決まっていることがほとんどです。

そのため、翌日の予定を確認したら、そのうちの一つに絞って目標を決めるとスムーズに目標立てができるでしょう。

予定を確認して目標を立てる

本来は目標を決めて、そのための行動を考えるのが看護実習の目標の立て方です。

しかし、看護実習では、その日の予定や流れは決まっています。

そのため、目標は予定に合わせて立てることになります。

翌日、どのような実習内容になっているか予定を確認したら、そのうちの一つに絞って目標を決めましょう。

実習目標の基本の型を持っておく

実習中は毎日目標を立てることになりますが、それ以外にも予定や記録などやるべきことがたくさんあります。

目標を立てることだけに割ける時間は多くはありません。

そのため、実習目標の基本の型を持っておくと、少しだけ負担が減りますよ。

実習目標は具体的に立てる必要があります。

したがって、「~できる」と単純に書いてしまうとダメ出しをもらう可能性が高まります。

「~できる」という目標を「どのように」おこない、「何のために」おこなうのか具体的に書いてみましょう。

  1. 1日の流れのなかで、一つの予定に焦点を当て、「~できる」にあてはめる
  2. その目標を具体的にし、患者の特徴から何に注意するのかを書く
  3. なぜそのことに注意するのかを書く

例えば、食事介助なら、「食事介助できる」をあてはめることができます。

これだけでは具体性がないので、患者が咀嚼が少なく、飲み込みが苦手なら、「咀嚼と飲み込みに注意しながら、食事介助ができる」となりますね。

目的は誤嚥防止となり、「誤嚥を防止するため、咀嚼と飲み込みに注意して、患者のペースに合わせて食事介助ができる」という書き方になります。

「行動目標」「行動計画」「評価」は毎日つながっている

看護実習中、実習目標を立てる際はその日の計画のなかで目標を定めるため、つながりがあるはずです。

実習中は、定めた目標に対して達成するための行動ができたか評価・考察を日々おこなう必要があります。

評価をもとに、次の行動計画・行動目標を考えることになるので、つながりを意識するのは大切なことです。

また、評価するのは、その日できなかったこと、反省点を次に活かし、有意義な実習にするため欠かせません。

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看護実習の目標を立てるときのポイント

カルテを持つ看護学生

看護実習の目標を立てるにはいくつかポイントがあります。

どのようなことに留意して目標を立てると良いのかご紹介します。

シラバスと実習要綱の実習目標を確認する

実習目標を立てるとき、何も参考にせず0から自分で考えるのは大変なことです。

シラバスや実習要綱の目標は、実際に達成すべき目標なので、これらを参考にすればスムーズに考えがまとまりますよ。

具体的には、「~の目的」「~の目標」「~方針」などの部分が実習目標を立てる際のヒントになります。

それを達成するために何をすべきか、もっと細かい具体的な目標を立てることが実習目標となります。

患者目標と学生目標を考える

看護実習の目標には、患者目標と学生目標があります。

書き方によってはどちらを書いているのか読み手に伝わらず、ダメ出しの原因にもなってしまいます。

この2つの違いをしっかりと把握できると、目標をスムーズに考える際のポイントとなるでしょう。

  • 患者目標:患者さんがどうなりたいと思っているか、そのために患者さんは何をすべきか
  • 学生目標:患者さんがその目標を達成するために看護学生として何をすべきか

患者目標から看護計画が立案され、行動計画が作られるのが通常の流れです。

つまり、患者目標がわかることで、最終的に学生目標が立てられます。

自分が立てた目標の目線がおかしくなっていないか注意しながら書いてみましょう。

気が付いたことを翌日の目標に加える

毎日新しく目標を立てるのは、ハードな実習中とても大変なことです。

翌日の目標をスムーズに立てるには、コツのようなものがあります。

その日1日の実習を振り返り、患者さんの様子で気がついたことを翌日の目標に加えていくことで、毎日同じ目標になるのは避けられます。

そのために、どのようなことがあったのか、そのとき患者さんの様子はどうだったか、実習中にこまめにメモを残していくのがおすすめです。

例えば、全身清拭のときに、左腕を触ると痛みが強くなることに気付いた場合は、翌日の目標は「全身清拭の際、左腕に触れると痛みが増強するため、患者の表情や様子を注視し、患者と相談しながら慎重に動かすことができる」のようになります。

その日を振り返り、翌日以降に活かすことは実習中だけでなく、実際に看護師になった際の看護目標などを作る本来の形でもあり、毎日同じ目標にならないはずです。

達成できなかった目標を具体的にする

実習のなかで大切なことの一つに、その日の実習がどうだったか振り返る時間があります。

日々、振り返りをするなかで、目標が達成できなかった日もでてくるでしょう。

その場合は、達成できなかった部分を踏まえ、目標の内容をより具体的にして次回につなげます。

やることは同じでも、まったく同じ目標にしないように、なぜ目標を達成できなかったのかを考えながら新しい目標を立てましょう。

例えば、前日に「情報収集を通して、受け持ち患者の入院背景や経過を知ることができる」という目標を立て、思うように達成できなかったとします。

次回の目標は「受け持ち患者の〜に関する情報収集ができなかったため、コミュニケーションをとって〜の情報収集をする」とより具体性を持たせて目標立てします。

評価しやすいように具体性を持たせる

実習目標は具体性を持たせて目標を立てる必要がありますが、それは具体的な目標のほうが評価しやすい面があるためです。

目標が漠然としていると、それができているか、患者のためになったかの評価が難しくなってしまいます。

例えば、「注意しておこなう」だけでは、どのように注意しているのか、何に注意しているのかがわかりません。

「腕を動かす際は患者の表情に注意しながらゆっくりおこなう」のように、注意する内容が具体的だと、評価者にとってわかりやすいだけでなく、目標を立てた自分自身でも注意点がわかりやすい目標になります。

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まとめ

仕事中の看護師

今回の記事では、看護実習の目標の立て方やポイントを紹介しました。

忙しい実習中、時間のなさや疲労からうまく目標を立てられずイライラしてしまうこともあるかもしれません。

ダメ出しをもらって自信を失いそうになることもあるでしょう。

目標を立てる際の基本の型や押さえておくと良いポイントを知っているだけで、少しずつ考えがまとまるようになります。

自分だけで完璧にやろうと気負わずに、実習担当の看護師などに適宜相談しながら実習をがんばってくださいね。

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